校長室より

面接練習から

3年生全員の集団面接練習が終わり、12月に入り個人面接の練習をしています。集団面接では、一問一答の練習しかできませんでしたが、個人面接では、生徒の答えに対して少し突っ込んだ質問を意識的にしています。その中で見えてきたことは、多くの生徒が中学生として物事にしっかり向かい合い、考えて学校生活を送っていると言うことです。中学校生活で頑張ったことは何ですか、と聞くと「部活」と答える生徒が多いのですが、どんな場面からどんなこと学んだかを聞いても、ほとんどの生徒が具体的な場面を例示し、「自分が諦めた時点で試合終了になる。最後まで諦めない気持ちが大切」「全力で頑張ればたとえ目標が達成できなくても、次の目標へとつながる。」「自分一人ではできないことでも、みんなの力や思いがあれば、できることがたくさんある」中には「夏の大会はできずに終わると思ったが、多くの方々の努力で最後のステージを準備していただき感謝している。自分も大人になって人に役に立てるような努力をしたい。」などと話をしてくれる生徒もいます。直接話をしてみないと気づけないことですが、生徒は体験を通し、周囲の人の声を心で受け止めたり、自分なりにいろいろ考えを巡らせたりしてしてきたのだと思うと、その成長に胸が熱くなりました。