2学期の終業にあたり
2学期が終わりました。例年より早く始まり、天皇誕生日が変わったため例年よりも少し長めの2学期でした。活動制限が続く中でしたが、運動会の代替をはじめとする、縮小された活動であっても、生徒は主体性を持って取り組んで来ました。マイナスの発言ばかりしたり、下をむいていたりしていたら「がんばろう!」と励まそうと思っていましたが、全くその必要はありませんでした。それどころか、自分たちでどんどん企画し、実施していく姿には我々が励まされる思いでした。今年流行った鬼滅の刃の中で『心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け。君が足を止めてうずくまっても、時の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。』という一節がありますが、まさに今年はくじけそうになっては立ち上がるということの連続であったような気がします。今年は特別かもしれませんが、その特別な中で、生徒が現実と向き合い、それを糧にして成長していることは何よりの喜びですし、そんな生徒を誇りに思います。
コロナの大波の中にあって、学校が閉ざされることなく、子どもたちに学習の場を提供し続けられたことは、ご家庭でのたゆまぬ努力の成果であると私は思います。2学期が無事終了するにあたり、保護者の方々のご理解とご協力に対し心より感謝いたします。