校長室より

2020年9月の記事一覧

生徒が作り上げた運動会

運動会代替行事が終わりました。代替行事とはいうものの、当日の生徒たちの輝く瞳、笑顔を目の前にしたとき、嬉しさがこみ上げてきました。中学生とはいえ、普段は親や先生に依存している部分が大きいのが実際のところでしょう。そんな生徒たちが運動会中止を受けて、生徒たちの手で一つの行事を成し遂げた事実に、生徒たちの潜在能力、底力を見せつけられました。なぜ運動会が中止なのかを踏まえ、感染対策を第一に計画を練り上げる作業は大人でも容易ではありません。そんな裏側の大変さを想像すると、生徒たちのすごさを改めて感じます。想いを口にする生徒がいて、それを企画としてまとめる生徒がいて、それを実行する生徒がいて、東中という大きな川がコロナ禍の中でも流れを止めず、雄大に流れ続けています。 

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自分ログより

3年生の自分ログです。「今日、修学旅行の中止が決まったと言われました。とても残念で悲しいですが、今回このような状況で修学旅行に行かせてくれると言っていたときの方が奇跡だったと思って、気持ちを勉強に切り替えて頑張っていきたいです。」行けることの方が奇跡、こんなふうにものごとをプラスに変換できることに感服しました。他にも気持ちを切り替えていたり、切り替えようと努力していたりしているログを読ませてもらいました。コロナ禍にあって、予定が変わることの多い年になっています。しかし、そんな環境の中、生徒はその都度自分の気持ちをしっかりとコントロールしてきています。また一つ、生徒から大切なことを教わったような気がします。

 

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修学旅行の中止

 修学旅行が中止となりました。当日を思い描き、準備を進めていた生徒にとっては辛い結果となってしまいました。しかし、感染状況を見ると市中感染や家庭内感染が広がっている傾向が見られます。このことを考えると校内感染のリスクが高くなってきたと言えます。幸い市内では広がりが見られませんが、油断はできない現状にあります。

 全校生徒には、「今、大勢の人が残念な気持ちだと思います。でも、どんな状況にあっても、今は未来につながっています。その未来で自分が輝くために、今できることややらなければならないことを一緒に考えて行きましょう。そして、来年春を笑顔で迎えられるよう進んでいきましょう。」(概要)と伝えました。私の話を真剣に聞く生徒をまのあたりにして、生徒の将来を見すえしっかり寄り添っていこう、そう決意を新たにしました。

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