校長より
生徒が作り上げた運動会
緊急事態宣言が延長されたことに伴い運動会を二度延期しましたが、本日(10月6日)ようやく実施することができました。感染対策のため、全校での実施はできませんでしたが、生徒会が中心となり、団役員や各学年の生徒が担当の職員と知恵を絞り企画、準備、実施、片付けをするといった、まさに生徒が主体で作り上げた素晴らしい運動会だったと私は思っています。本来ならば…ということも頭をよぎりますが、現状でできる範囲のことを全力で成し遂げた、前向きな生徒たちを誇りに思います。
運動会練習から
各学年で運動会の準備が進められています。その中で、心に残る場面を目にしました。
3年生の『しっぽ取り』の練習でのことです。3年生は、先生方が全体の前ではほとんど口を出さず、生徒が全てを取り仕切って進めらいます。『しっぽ取り』を始める前の時のこと、対戦する団は背中合わせ立つのですが、担当の生徒のが「背中合わせになって並んでください。」と何度か言っても、なかなか指示通り動けない場面がありました。私は、さすがに我慢の限界かなと思いました。しかし、担当の生徒が取った行動は、マイクを持ちながら並べないその場所へ行き、「並んでくれますか。」「協力して頑張りましょう。」等々の優しく穏やかなトーンでの言葉を繰り返したのです。その後、すぐに競技がスタートしたのですが、その冷静さと高まる気持ちを理解した上での行動に私は驚きました。サッカーワールドカップの時だったでしょうか『DJポリス』が話題になったことがありましたが、相手の気持ちや立場に寄り添うことの大切さを生徒から改めて気づかされました。
2学期の始業にあたり
いよいよ明日から2学期が始業します。しかし、現在群馬県には緊急事態宣言が出されていて、県内でも児童生徒への感染拡大が見られ、充実の2学期が始まる緊張感と感染拡大防止に関わる緊張感が重なり、なんとも複雑な緊張を感じています。本校では、8月23日から9月5日を感染予防の重点期間と捉え、感染拡大防止のための生活を徹底していきます。ご家庭におかれましても今まで同様、健康観察、帰宅後の手洗いうがい、外出回数を減らす等ご協力をお願いいたします。
9月12日で緊急事態宣言は解除される予定ですが、感染拡大の波は引き際が見えてきません。今後も厳しい状況が続くことを想定し、職員で知恵を絞り、早めにいくつかの状況を想定した修正案を準備しながら学校生活を進めて参ります。2学期も、どうぞよろしくお願いいたします。
1学期の終わりにあたり
本日、無事全学年そろっての終業式を実施することができました。「まん延防止等重点措置」が発出され、一時は危機感が高まり不安もありましたが、登校してくる生徒の笑顔に励まされ、授業に集中する真剣な眼差しに勇気をもらう日々でした。中体連壮行会での生徒の言葉を借りれば、今日まで学校生活を止めることなく継続できたのも、お子さんの健康をいつも気遣い、お守りいただいた保護者の方々のお力があったからこそです。日々のご尽力と本校の教育へのご理解・ご協力に対し、心より感謝いたします。
1学期終業式での話
4月7日に始業した1学期ですが、ゴールデンウィークには警戒度「4」となりその後、国の「まん延等防止等重点措置」が発出され、部活動時間も削られました。そのため、学年ごとの東中祭。準備不足での夏の大会。でも、君たちは現状を受け止め限られた環境の中で適応し、頑張ってきました。それをわたしは、成長と捉えています。君たちは素晴らしし、立派です。
4月、全学年がそろった対面式で、私の希望を2つ話しました。
・『東中生としてのプライド(誇れるもの)をもってほしい』
・『未来の自分を想像し、今を大切にしてほしい』<詳細略>
この2つは夏休み中も意識して欲しいと思います。なぜならば、中学にとっての夏休みは、切り替えが必要な大切な期間だからです。
3年生は、進路の実現に向けて「夏を制するものは入試を制する」と言われるくらい重要な期間です。1、2年生にとっては、部活を中心にリーダーシップ、自発性が求められます。未来に向け大きく成長するために、この夏休みは大きな意味を持っています。有意義な夏休みにしてください。<概要>