校長室より

2020年4月の記事一覧

ひとり言

山本県知事の強い要請を受け、市町村立学校も県立学校と足並みをそろえる形で5月31日まで休校延長となりました。学校がなかなか再開されず、残念という気持ちを通り過ぎて悔しい思いをしている生徒もいるかもしれません。やりたいことが思う存分にできないもどかしさもあるかもしれません。でもそれは、日本の危機を救うため、誰かの命を救うための行動を取ってくれているということの証でもあると思います。終わりは絶対きます。それまで、みんなで協力して、共に乗り越えて行きましょう。

 

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ひとり言

ある担任から、来週の登校時に配付する学級通信を預かり、目を通させてもらいました。その中に共感を覚えた記事がありました。見出しは「過去に前例のない今、何を感じるか」とあり、ある中学生が新聞に投稿した記事が紹介されていました。内容は、長い休校で気づかされた、「学校に行く意味」についてでした。以下、一部抜粋させていただきます。

学校へ行かなくなって大きく変わったことは「嫌いなものに触れなくなった。」ことだ。学校に行けば、苦手な人とも関わり、嫌いな教科を学び、避けたい課題に取り組む。でも、その苦みや雑味も含めた日々には、何事にも代えがたい味わいがある。学校は、勉強だけでなく、人との関わりや課題を乗り越える力、生きていくために必要な力を学ぶことのできる場所だということに気づかされた。余裕がなく、騒がしく、息苦しいほどのあの日が愛おしく思える。

私は、この休校期間中、学校再開の準備を進めていると不安なことばかりが脳裏をよぎります。しかし、今私たちが経験していることは前例がないことです。その前例のないことをいかに前を向いて乗り越えて行くか、年を重ね学校生活の中でもいろいろな体験し、力をつけていただいたはずの自分が、前を向かずに不安がってばかりいてはいけないぞ、と背中を押される思いがしました。

 

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生徒の登校を待つ教室

校舎内を回ると、どこの教室も机に配布物が置かれ、生徒を迎え入れる準備が整っていました。本来ならば、ここに生徒の真剣な眼差しがあるはずだと思うとさみしさを感じました。

 

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雪をまとう稲含山

学校に出勤し、校庭に立つと本校の校歌に歌われている稲含山が微かに雪をまとっていました。私の母校(小中学校とも)は、もうありませんが、ふるさとのシンボルマウンテンである稲含山は、今も変わらず雄大な姿で微笑んでいます。時節柄、慌ただしい日々に心安まるひとときでした。

 

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学校再開5月7日(木)に延期

教育委員会から連絡が入り、富岡市の感染状況や県の方向性を踏まえ、学校再開が5月7日に延期となりました。先生方も生徒と会えるのを、まさに指折り数えて楽しみにしていたところでした。しかし、現在の状況を考えると「命以上に大切なものはない」と思いますので、生徒の皆さんや保護者の皆様にもご理解いただき、今後とも感染拡大防止のためご協力をお願いします。

*現時点での学校再開後の予定は、お知らせにアップいたしましたのでご覧ください。

 

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ひとり言

4月7日の学校再開が延期となり、いよいよ子どもたちに会えると諸々の準備をしてこの日を心待ちにしていた先生方にとっては、落胆のようすがうかがえました。しかし、4月8日には1年生が、9日には2年生が、そして今日(10日)は東中の顔である3年生が、教科書を受け取りに登校しました。その生徒一人一人の顔を見て、それぞれの学年担当となった先生方からは笑みがこぼれていました。生徒の方も昨年度から勤務している先生と顔を合わせると、無意識に笑顔となり、短い会話ですが明るく受け応えるその表情が印象的でした。

 

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よろしくお願いいたします。

今年度からお世話になることになりました。新井貴人(あらい たかと)です。

高校1年生の時、学校をやめようか迷っていたとき、一人の先生に声を掛けていただき、道を修正することができました。それがきっかけで、自分の道が見えない子どもに寄り添いたいと思い教員になりました。ずっと昔のことですが、その時の気持ちは今も変わりません。

子どもたちと共に未来に向かって歩める機会をいただいたことに感謝し、職員と共に一生懸命子どもたちに寄り添っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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