校長より
自分にとってプラスの習慣を!
自宅学習期間、生徒のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。授業時間に合わせて課題に取り組む人もいれば、なかなか起きられないという人もいるでしょう。また、この機会に家の仕事をするようになったという人もいることでしょう。いずれにせよ、自分にとって都合のよい習慣を身につけてほしいと思います。自分にとって都合のよいとは、これから(未来)の自分にとってプラスとなる習慣です。例えば、面倒なことを避けることが多くなると目標へ向かう気持ちが弱くなるそうです。無理をしなくてもいいのです、少しがんばればできることを毎日継続して行きましょう。
ひとり言
3年生の学年通信に「選択」についての記述がありました。「中学3年、高校3年の進路選択など、人生の節目となるような選択は時間を掛けて決断してきた。だから、失敗もあったが自分としては納得できている。でも、人生には細かな選択はたくさんあって、例えば英語の学習で、手を抜くつもりはないのだが、知らず知らずのうちに手を抜く選択をしてしまっていた。そうすると決まってその付けが回って来るので後悔をした。」という内容です。後悔しないために手を抜かず、今やるべきことを粛々と成すことが大切だということでしょう。若い頃「一流になりたければ、当たり前のことを毎日続けよ。」と諭されたことがありましたが、簡単そうなことでも続けることは難しいものです。でも、最後は必ず自分の力になります。だから、そんな一日一日を大切にしていきたいものです。
ひとり言
ゴールデンウィークが終わりました。コロナウィルス感染拡大防止にあたり皆様の協力もあり、静かなゴールデンウィークだったようです。皆さんの協力で、一日も早い終息が迎えられること信じています。
今朝は、昨日の雨のせいか少し肌寒く感じられましたが、一面に青空が広がり、すがすがしい朝でした。校区にある城山公園からの風景です。街中から少し離れただけですが、市街地はもちろん、稲含山や荒船山、妙義山など西上州の山並みも一望できました。近くでなくては見えないものもありますが、遠くから眺めることで見えてくるものもあるのだということを再認識させられます。
円のところが東中学校ですが・・・。ズームすると確認できるでしょうか。
今日も?今日こそは?小さなことでも何かをやりとげる一日にしたいと思います。がんばりましょう。
ひとり言
今日から5月、室内から外へ出てみると鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。
ステイホームといわれているので、校長室で仕事をする時間が長くなり季節の変化に鈍感になってしまっています。そこで今日は、校区を知るため自転車で田篠・星田・君川・富岡と回ってみました。学校から酢之瀬歩道橋へ向かう途中、田畑の上空をヒバリがさえずっていました。家々の庭先には、白やピンクのハナミズキや芝桜、藤など、色とりどりの花が出番を待っていたかのようにきれいに咲き、5月を感じさせてくれます。実際に外へ出てみないと気づかないことって多いのですね。
テントウムシが中央に・・・
現在、感染拡大防止にご協力いただいていて、なかなか思うように活動できずストレスを感じている人も多いのではないかと思います(申し訳ありません)。でも、集団で活動することはできませんが、散歩やジョギングなどをしながら、空気や色、音や匂いなど五感を使って感じてみるのもよいのではないでしょうか。
ひとり言
山本県知事の強い要請を受け、市町村立学校も県立学校と足並みをそろえる形で5月31日まで休校延長となりました。学校がなかなか再開されず、残念という気持ちを通り過ぎて悔しい思いをしている生徒もいるかもしれません。やりたいことが思う存分にできないもどかしさもあるかもしれません。でもそれは、日本の危機を救うため、誰かの命を救うための行動を取ってくれているということの証でもあると思います。終わりは絶対きます。それまで、みんなで協力して、共に乗り越えて行きましょう。
ひとり言
ある担任から、来週の登校時に配付する学級通信を預かり、目を通させてもらいました。その中に共感を覚えた記事がありました。見出しは「過去に前例のない今、何を感じるか」とあり、ある中学生が新聞に投稿した記事が紹介されていました。内容は、長い休校で気づかされた、「学校に行く意味」についてでした。以下、一部抜粋させていただきます。
学校へ行かなくなって大きく変わったことは「嫌いなものに触れなくなった。」ことだ。学校に行けば、苦手な人とも関わり、嫌いな教科を学び、避けたい課題に取り組む。でも、その苦みや雑味も含めた日々には、何事にも代えがたい味わいがある。学校は、勉強だけでなく、人との関わりや課題を乗り越える力、生きていくために必要な力を学ぶことのできる場所だということに気づかされた。余裕がなく、騒がしく、息苦しいほどのあの日が愛おしく思える。
私は、この休校期間中、学校再開の準備を進めていると不安なことばかりが脳裏をよぎります。しかし、今私たちが経験していることは前例がないことです。その前例のないことをいかに前を向いて乗り越えて行くか、年を重ね学校生活の中でもいろいろな体験し、力をつけていただいたはずの自分が、前を向かずに不安がってばかりいてはいけないぞ、と背中を押される思いがしました。
生徒の登校を待つ教室
校舎内を回ると、どこの教室も机に配布物が置かれ、生徒を迎え入れる準備が整っていました。本来ならば、ここに生徒の真剣な眼差しがあるはずだと思うとさみしさを感じました。
雪をまとう稲含山
学校に出勤し、校庭に立つと本校の校歌に歌われている稲含山が微かに雪をまとっていました。私の母校(小中学校とも)は、もうありませんが、ふるさとのシンボルマウンテンである稲含山は、今も変わらず雄大な姿で微笑んでいます。時節柄、慌ただしい日々に心安まるひとときでした。
学校再開5月7日(木)に延期
教育委員会から連絡が入り、富岡市の感染状況や県の方向性を踏まえ、学校再開が5月7日に延期となりました。先生方も生徒と会えるのを、まさに指折り数えて楽しみにしていたところでした。しかし、現在の状況を考えると「命以上に大切なものはない」と思いますので、生徒の皆さんや保護者の皆様にもご理解いただき、今後とも感染拡大防止のためご協力をお願いします。
*現時点での学校再開後の予定は、お知らせにアップいたしましたのでご覧ください。
ひとり言
4月7日の学校再開が延期となり、いよいよ子どもたちに会えると諸々の準備をしてこの日を心待ちにしていた先生方にとっては、落胆のようすがうかがえました。しかし、4月8日には1年生が、9日には2年生が、そして今日(10日)は東中の顔である3年生が、教科書を受け取りに登校しました。その生徒一人一人の顔を見て、それぞれの学年担当となった先生方からは笑みがこぼれていました。生徒の方も昨年度から勤務している先生と顔を合わせると、無意識に笑顔となり、短い会話ですが明るく受け応えるその表情が印象的でした。